コンセントプレートの外し方・交換方法|化粧プレートのサイズ・種類と選び方

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コンセントプレートの外し方・交換 化粧プレートのサイズと選び方

コンセントの周りに付いている白い枠が「コンセントプレート(化粧プレート)」です。

黄ばみ・割れ・生活感が気になったとき、プレートだけの交換なら電気工事士の資格は不要で、プラス・マイナスのドライバー1本あれば数分で交換できます。

ただし、コンセント本体(差込口)の交換や増設は電気工事士の資格が必要です。

この記事では、外し方・付け方の手順と、サイズ・種類の選び方(メーカーの世代による互換性)、おしゃれにするときの注意点を整理します。

カバー全体の種類は「コンセントカバーの選び方|種類別ガイド」、100均で買えるものは「100均のコンセントカバー」もあわせてご覧ください。

目次

コンセントプレートの基本

壁・コンセント本体・取付枠・化粧プレートの重なりを示した分解図

コンセントプレート(化粧プレート)とは

コンセントプレートは、壁のコンセントやスイッチの周りを覆う化粧用のカバーです。

配線器具を固定している金属の枠やネジ、壁との隙間を隠して見た目を整えるとともに、すき間からのホコリの侵入や、うっかり内部に触れることを防ぐ役割があります。

「コンセントカバー」と呼ばれることもありますが、一般に壁に固定された樹脂の板=コンセントプレート(化粧プレート)を指します。

差込口に挿すキャップや、コンセント全体にかぶせる安全カバーとは別物です。

「化粧プレート」と「取付枠」は別物

壁のコンセントは、次の順で組み合わさっています。

手前から外していく順番でもあります。

部品役割触ってよいか
化粧プレート(表側の板)見た目を整える・すき間を隠す◯ 自分で着脱・交換OK
取付枠(プレート枠)コンセント本体を壁に固定する金属/樹脂の枠△ ネジの位置確認まで。外す必要は基本なし
コンセント本体(配線器具)差込口。裏側に電線がつながっている✕ 交換・配線は電気工事士のみ
壁内の配線・ボックス屋内配線✕ 電気工事士のみ

この記事で扱うのは、いちばん手前の化粧プレートだけの交換です。

プレート交換は資格不要、本体交換・増設は電気工事士

化粧プレートの取り外し・取り付けは、電線に触れない作業なので資格は不要です。

一方、コンセント本体を新しいものに替える、差込口を2口から3口に増やす、位置を移動する、といった作業は屋内配線を扱う「電気工事」にあたり、第二種電気工事士以上の資格がないと行えません(無資格作業は法律違反)。電気工事士法第3条では、電気工事士免状の交付を受けている者でなければ一般用電気工作物等の電気工事の作業に従事してはならないと定められており、違反した場合は罰則の対象になります。

資格の線引きは「電源タップの自作に資格は必要?」でも解説しています。

  • 差込口が焦げている・変色している/プラグがグラグラで火花が出る
  • コンセント本体ごとぐらつく/枠のネジがゆるんでも直らない
  • プレートを外したら電線の被覆が傷んでいる・こげ臭い

こうした症状があるときは、プレート交換で済ませず電気工事店や管理会社に相談してください。

トラッキング火災につながるおそれがあります。

コンセントプレートの外し方・付け方

コンセントプレート交換の4手順:ブレーカーを切る・化粧プレートを外す・取付枠のネジを確認・新しいプレートをはめる

用意するもの

  • マイナスドライバー(小):化粧プレートのツメを外す
  • プラスドライバー:ネジ式のプレート・取付枠のネジ用
  • あれば養生テープ:ドライバーの先を巻いて壁のキズを防ぐ

交換の手順

  • ブレーカーを切る。作業する部屋の分岐ブレーカー(または主幹)をオフにする
  • 化粧プレートを外す。多くは表面の板と土台の枠の2ピース構造。表面板の下側(または横)のすき間にマイナスドライバーを差し込み、ツメを起こして手前に外す。ネジが見えるタイプはネジをゆるめる
  • 土台の枠(樹脂プレート枠)を外す。プラスドライバーで上下2本のネジをゆるめて外す。この奥の金属枠・電線には触れない
  • 新しいプレートを付ける。枠を先に2本のネジで固定し、表面板をカチッとはめる。傾きがないか確認する
  • ブレーカーを戻し、プレートがぐらつかないか、差込口の位置がずれていないかを確認する

作業自体は5〜10分程度です。

心配な場合は、金属枠より奥に手を入れないことだけ守れば、感電の危険はありません(ブレーカーを切っていればなお安全)。

ツメ式とネジ式、世代による違い

現在の主流はツメではめ込む「ラウンド/スクエアプレート」で、正面にネジが見えません。

古い住宅ではプレートの中央や隅にネジが出ているタイプも使われています。

ネジが見えない場合は、必ずどこかにマイナスドライバーを差せる細いすき間があります。

無理にこじって割らないよう、位置を確認してから外してください。

外すときの注意

  • 金属枠のネジ(コンセント本体を固定しているネジ)はゆるめない。位置がずれて差込口が傾く
  • 奥の電線・端子には絶対に触れない・引っぱらない
  • 古いプレートは経年で硬くなり割れやすい。捨てずに退去時用に保管しておく(賃貸の場合)

交換作業でよくある失敗

  • ブレーカーを切らずに作業した:ドライバーが端子に触れて感電・ショートするリスクがある。表面のプレートだけの作業でも、念のためブレーカーは切ってから始める
  • ツメの位置がわからず力任せにこじった:プレートが割れたり、壁紙にキズが付いたりする。すき間を目視で確認してから、マイナスドライバーを浅く差し込む
  • 取付枠のネジまで緩めてしまった:コンセント本体の位置がずれ、差込口が傾いてプラグが挿しにくくなる。表面プレートのツメ・ネジだけを操作し、奥の枠のネジには触れない
  • 型番を控えずに古いプレートを処分してしまった:買いに行ってから規格がわからなくなる。外す前に型番の写真を撮っておくか、外したプレートをそのまま持参する

サイズ・種類の選び方(互換性に注意)

コンセントプレートの連数・個数の数え方と色・素材の早見表

メーカーの「世代」で規格が違う

いちばんの落とし穴が、配線器具のシリーズ(世代)ごとにプレートの規格が違うことです。

パナソニックの場合、古い順に「フルカラー」→「コスモシリーズワイド21」→「アドバンスシリーズ」と変わってきました。

新しいシリーズのプレートを古い器具に付けることはできません(取り付け方式が違うため)。他メーカー(東芝ライテック、JIMBOなど)も同様に、各社独自のシリーズごとに規格が分かれているため、メーカーとシリーズの両方を合わせる必要があります。

まず今付いているプレートを外し、裏側や枠に刻印された型番(例:WTF◯◯◯◯)を控えるか、外したプレートを店に持って行って同じシリーズのものを選びます。

「◯連◯個口」の数え方

プレートの大きさは、縦に並ぶ差込口・スイッチの「個数(コ)」と、横方向の「連数(連)」で表します。

呼び方意味よくある場所
1連1コ用穴が縦1つ分単独スイッチ、エアコン用
1連2コ用縦2つ分(一般的な2口コンセント)居室の壁
1連3コ用縦3つ分キッチン、洗面所
2連(4〜6コ用)横2つ分の幅スイッチが並ぶ玄関・廊下
3連(7〜9コ用)横3つ分の幅大型のスイッチ集合部

今と同じ配置のものを選べば失敗しません。

「2口を3口にしたい」とプレートだけ大きくしても、中の差込口は増えません(本体交換=電気工事)。

色・素材

標準色はホワイト系(ミルキーホワイト)とベージュ系が中心で、壁紙に合わせて選びます。

素材は次のような選択肢があります。

  • 樹脂(標準):安価で軽い。ほとんどの住宅がこれ
  • 金属・ステンレス:キズに強く、店舗やキッチンで使われる
  • 木製・陶器・ガラス調:インテリア重視。対応シリーズを必ず確認

迷ったら現物を店に持って行く

型番が読み取れないときは、外したプレートそのものをホームセンターや家電量販店に持参し、同じ取り付け方式のものを選ぶのが確実です。

通販で買う場合は「コスモワイド21対応」などシリーズ表記を必ず確認します。

購入前チェックリスト

  • メーカー名・シリーズ名(型番)を控えたか
  • 連数・個数(縦の穴の数×横の幅)は今と同じか
  • 色は壁紙・周囲の配線器具と合っているか
  • スイッチ付きの場所は、スイッチの形状(ワイド・小型)も一致しているか
  • 金属・木製などデザイン重視のプレートは、対応する取付枠の種類が限られていないか

おしゃれにしたい・目隠ししたいとき

市販のデザインプレート

ウッド調・真鍮風・タイル風など、インテリア向けのデザインプレートが多数市販されています。

選ぶときは「対応シリーズ」と「連数・個数」を合わせることが前提です。

塗装・リメイクシートは慎重に

プレートを塗装したり、リメイクシートを貼ったりするアレンジもありますが、差込口のすぐ周りは発熱・トラッキングのリスクがある場所です。

可燃性のシートを差込口にかかるように貼る、厚く塗って差込口を狭める、といったことは避けてください。

心配ならデザインプレートへの交換のほうが安全です。

100均・ニトリなどの選択肢

ダイソー・セリアなどの100均にも化粧プレートはありますが、1個口・白の基本形が中心で、サイズ・色のバリエーションは限られます。

詳しくは「100均のコンセントカバー」を参照してください。

使っていないコンセントは「目隠しプレート」でふさぐ

差込口がないのっぺりした板を「ブランクプレート(目隠しプレート)」と呼びます。

使わなくなったコンセントやスイッチの穴を、配線を残したままふさいで見た目を整えられます。

取り付け方式は通常のプレートと同じです。差込口自体のホコリ・トラッキング対策をしたい場合は「コンセントのホコリ・トラッキング防止カバーの選び方」もあわせてご覧ください。

よくある質問

賃貸でコンセントプレートを交換してもいいですか?

プレートだけの交換は原状回復できる範囲なので問題ないことが多いですが、外した純正プレートは必ず保管し、退去時に元に戻します。

心配な場合は管理会社に確認してください。

プレートが割れた・黄ばんだ。プレートだけ買えますか?

買えます。ホームセンター・家電量販店・通販で単品販売されています。

同じシリーズ・同じ連数のものを選べば、本体はそのままでプレートだけ新品にできます。

新しいプレートが浮く・パカパカします

ほとんどがシリーズ(世代)違いか連数・個数違いです。まれに取付枠がゆがんでいることもあります。

無理に押し込まず、今まで付いていたものと同じ規格か確認し直してください。

コスモシリーズとフルカラーは互換性がありますか?

プレートの互換性はありません。

取り付け方式が違うため、それぞれのシリーズ専用のプレートが必要です。

器具ごと新しいシリーズに替えるには電気工事士による交換が必要です。

2口を3口に増やしたいのですが

差込口の数を増やすのはコンセント本体の交換=電気工事で、電気工事士に依頼します。

工事をせずに口数を増やしたい場合は、電源タップや3口の電源タップで対応します。

プレートを外したら中がホコリだらけでした

ブレーカーを切ったうえで、乾いた布や乾いた綿棒でやさしく取り除きます。

濡らさない・奥の端子を触らないことが原則です。

ホコリの堆積はトラッキング火災の原因になるため、プレート交換のついでに掃除しておくとよいでしょう。プラグ側のホコリ対策は「コンセントのホコリ・トラッキング防止カバーの選び方」で解説しています。

プレートのネジが固くて回りません

経年で塗装や樹脂がネジ穴に固着していることがあります。無理に力を入れて舐めてしまうと余計に外しにくくなるため、ドライバーの先をネジ穴にしっかり垂直に当て、軽く押しながら回してください。それでも回らない場合は、無理をせず電気工事店に相談しましょう。

プレートの寿命はどれくらいですか?

明確な寿命の基準はありませんが、樹脂は紫外線や経年で徐々に硬化・黄ばみが進みます。ひび割れが見える、はめ込みがゆるくなった、変色が目立つといったタイミングで交換すると、見た目もホコリの侵入防止も改善します。キッチンや洗面所など油煙・湿気が多い場所は、居室より早めに劣化が進む傾向があります。

まとめ:プレートだけなら自分で、本体は業者へ

  • 化粧プレートの交換は資格不要・ドライバー1本。ブレーカーを切り、金属枠より奥は触らない
  • 選ぶときはシリーズ(世代)+連数・個数+色を今と同じに。外した現物か型番を持って買いに行く
  • 本体交換・口数を増やす・移設は電気工事士。焦げ・ぐらつき・こげ臭さがあれば即相談

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