乾電池は飛行機に持ち込める?機内持ち込み・預け入れのルールを解説

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乾電池は飛行機に持ち込める?機内持ち込み・預け入れのルール

旅行や出張の荷造りで、時計やリモコンの予備として持っていく乾電池、「モバイルバッテリーみたいに何か制限があるのでは?」と気になったことはありませんか。

結論から言うと、一般的なアルカリ乾電池・マンガン乾電池は、機内持ち込み手荷物・預け入れ(受託)手荷物のどちらに入れても問題ありません。

国内線・国際線でも基本ルールは共通です。

この記事では、なぜモバイルバッテリーとルールが違うのか、ボタン電池やリチウムコイン電池はどうなのか、注意しておきたい例外まで解説します。

とにかく急いで結論だけ知りたい方へ:乾電池(単3形・単4形などのアルカリ・マンガン乾電池)は、スーツケースに入れて預けても、手荷物として機内に持ち込んでも、どちらでも問題ありません。

ただし、一部の外国航空会社は独自に預け入れを制限している場合があるため、国際線を利用する方は次の見出しの注意点も確認してください。

目次

結論:乾電池は機内持ち込み・預け入れどちらもOK

アルカリ・マンガン乾電池は制限なし

単3形・単4形・単1形などの一般的な乾電池(アルカリ乾電池・マンガン乾電池)には、国が定める危険物規則上の持ち込み制限がありません。

個数の上限もなく、機内持ち込み・預け入れのどちらに入れても、国内線・国際線を問わず基本的に問題ないとされています。

実際にどんな見た目の乾電池が対象になるのか、代表的な製品で確認してみましょう。

パナソニック LR6XJ-4SE 本体画像

パナソニック アルカリ乾電池 単3形 4本パック LR6XJ/4SE

パナソニック / 型番 LR6XJ-4SE

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パナソニック LR03XJ-4SE 本体画像

パナソニック アルカリ乾電池 単4形 4本パック LR03XJ/4SE

パナソニック / 型番 LR03XJ-4SE

※本ページはプロモーションを含みます

パナソニック R6PNB-4VSE 本体画像

パナソニック マンガン乾電池 ネオ黒 単3形 4本パック R6PNB/4VSE

パナソニック / 型番 R6PNB-4VSE

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ボタン電池はOK、リチウムコイン電池は「予備」の扱いに注意

時計や体温計に使うアルカリボタン電池・酸化銀電池も、乾電池と同様に持ち込み制限はありません。

一方、CR2032などのリチウムコイン電池は「リチウム金属電池」に分類され、機器に入っているか、予備として持ち運ぶかで扱いが変わります。国土交通省の「危険物の代表例」では、リチウム含有量2g以下のリチウム金属電池について、電子機器本体に入った状態なら機内持ち込み・預け入れともに可能ですが、機器から取り外したものを含む予備電池は機内持ち込みのみ可能で、預け入れはできないとされています(国土交通省「機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例」)。

電池の種類機内持ち込み預け入れ
アルカリ・マンガン乾電池○○
ニッケル水素電池(エネループなど)○○
リチウムコイン電池(機器に入った状態・2g以下)○○
リチウムコイン電池・リチウム乾電池(予備・2g以下)○×

予備の電池はショート防止の措置をとることも求められています。予備のコイン電池は、端子をテープで覆うか、購入時のパッケージに入れたまま手荷物に入れておきましょう。

なぜモバイルバッテリーだけ厳しいルールがあるのか

「モバイルバッテリーは預け入れ禁止と聞いたのに、乾電池は大丈夫なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

この違いは、電池の中身の性質によるものです。

乾電池やボタン電池は、使い切ったら再充電できない「一次電池」で、内部の構造上、圧力や衝撃を受けても発火しにくい性質を持っています。

一方、モバイルバッテリーに使われる「リチウムイオン電池」は繰り返し充電できる「二次電池」で、内部に燃えやすい液体成分を含み、圧迫や損傷によって発火しやすいという性質があります。

この危険性の違いから、モバイルバッテリーには容量ごとの個数制限や預け入れ禁止といった厳しいルールが設けられている一方、乾電池には同様の規制がかけられていません。

モバイルバッテリーの機内持ち込みルールについては「モバイルバッテリーの機内持ち込みルール2026年最新版」で詳しく解説しています。

保安検査場ではどう扱われるのか

モバイルバッテリーやノートパソコンは、保安検査場のX線検査でかばんから取り出し、トレーに個別に置くよう求められます。

乾電池についてはこうした個別提示のルールは基本的になく、通常はかばんに入れたままで問題ありません。

ただし、X線画像で不自然な塊に見える量の電池がまとまって入っていたり、電池を使う機器と一緒に配線が複雑に見えたりすると、念のため係員から中身の確認を求められることがあります。

空港によって運用が細かく異なるため、確認を求められた場合は落ち着いて係員の案内に従ってください。

それでも注意しておきたいポイント

一部の外国航空会社は独自に預け入れを制限している場合がある

国が定める基準では乾電池に規制はありませんが、航空会社が独自により厳しい基準を設けていることがあります。

たとえばANAも、国際線の案内でリチウム電池以外の予備電池(ニッケル水素、アルカリマンガンなど)について、安全のため短絡防止措置のうえ機内へ持ち込むようお願いしています(ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」)。規則上は預け入れが可能でも、航空会社から機内持ち込みを求められることがある、と考えておくとよいでしょう。

国内線でANA・JALなどを利用する分にはあまり心配のいらないケースがほとんどですが、外国の航空会社を利用する国際線や、乗り継ぎで複数の航空会社をまたぐ場合は、搭乗前に利用する各社の公式サイトで最新の規定を確認しておくと安心です。

単3形などのリチウム乾電池は予備を預けられない

カメラや屋外で使う機器向けに、単3形・単4形のリチウム乾電池を持っていく方もいるでしょう。見た目はアルカリ乾電池と同じでも、リチウム乾電池はリチウム金属電池の一種で、コイン電池と同じルールが適用されます。

国土交通省の基準では、リチウム含有量2g以下の予備のリチウム金属電池は機内持ち込みのみで、預け入れはできません。機器に入れた状態なら預け入れも可能ですが、予備の電池はショート防止をして手荷物に入れてください。リチウム含有量はパッケージやメーカーの情報で確認できます。

大量に持ち込む場合は事前に確認する

個人の旅行で使う程度の本数であれば問題になることはまずありませんが、仕事道具として大量の乾電池を運ぶ場合など、通常の旅行を超える数量を持ち込む際は、保安検査場で確認を求められることがあります。

心配な場合は、事前に利用する航空会社に数量を伝えて確認しておくと、当日慌てずに済みます。

持ち込み時にやっておきたい安全対策

  • 端子を絶縁する:予備で持ち歩く乾電池は、プラス・マイナス両極をビニールテープで覆うか、電池ケースに1本ずつ収納してショートを防ぐ
  • 金属製の小物と一緒にしない:ポーチの中で鍵やコインと乾電池が直接触れ合わないようにする
  • 液漏れしている電池は持ち込まない:旅行前に本体を確認し、白い粉や液体が付着している電池は交換してから出発する

これは法律上の義務ではなく、荷物の中で電池が他の金属と接触してショートし、まれに発熱・発火するリスクを避けるための自主的な対策です。

特にスーツケースに預け入れる場合、フライト中は自分で状態を確認できないため、出発前の絶縁を徹底しておくと安心です。絶縁の具体的な手順は「乾電池の捨て方」でも解説しています。

乾電池の機内持ち込みに関するよくある質問

乾電池は預け入れ荷物(スーツケース)に入れても大丈夫ですか?

一般的なアルカリ・マンガン乾電池であれば、預け入れ荷物に入れても問題ありません。モバイルバッテリーのような預け入れ禁止のルールは適用されません。ただし、一部の外国航空会社は独自に制限している場合があるため、国際線利用時は利用する航空会社の規定も確認してください。

機内持ち込みできる個数に上限はありますか?

国が定める基準では、一般的な乾電池・ボタン電池の個数に上限は設けられていません。旅行で使う分の一般的な本数であれば心配ありません。業務用などで大量に持ち込む場合は、事前に航空会社へ確認しておくと安心です。

CR2032などのボタン形リチウム電池も同じルールですか?

扱いが異なります。CR2032などのリチウムコイン電池は、機器に入った状態なら機内持ち込み・預け入れともに可能ですが、予備として持ち運ぶ場合は機内持ち込みのみで、預け入れはできません(リチウム含有量2g以下の場合)。予備はパッケージに入れたままにするか、端子をテープで覆って手荷物に入れてください。

充電式のニッケル水素電池(エネループなど)は同じルールですか?

ニッケル水素電池は乾電池とは異なる充電式電池(二次電池)ですが、リチウムイオン電池のような厳しい容量制限は課されておらず、国土交通省の基準でも機内持ち込み・預け入れとも可能とされています。ただし、ANAは国際線の案内で、ニッケル水素電池などの予備電池も短絡防止措置のうえ機内へ持ち込むようお願いしています。予備の電池は端子を絶縁し、手荷物に入れておくと安心です。

乾電池を使う機器(懐中電灯・体温計など)本体も同じ扱いですか?

はい。乾電池を電源とする一般的な家電・小型機器も、内蔵されている電池が一般的な乾電池であれば、機内持ち込み・預け入れともに特別な制限はありません。

まとめ:乾電池自体に厳しい規制はないが、航空会社の最新情報も確認を

アルカリ・マンガン乾電池やボタン電池は、機内持ち込み・預け入れのどちらに入れても、国が定める基準では問題ありません。ただし、CR2032などのリチウムコイン電池や単3形のリチウム乾電池は、予備として持ち運ぶ場合は機内持ち込みのみで、預け入れはできない点に注意してください。

これは、圧力を受けても発火しにくい一次電池の性質による違いで、リチウムイオン電池を使うモバイルバッテリーとは規制の厳しさが大きく異なります。

また、航空会社によっては予備電池を機内に持ち込むよう案内していることもあるため、国際線を利用する方は搭乗前に各社の公式サイトで確認しておくと安心です。

持ち込む際は、端子を絶縁するなどの基本的な安全対策も忘れずに行いましょう。

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